復活の左腕・伊藤将、圧巻の77球。みずほPayPayで散った阪神、総力戦で見せた「次」への光明

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2026年6月11日(木)、みずほPayPayドームで開催された日本生命セ・パ交流戦、福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースの第3回戦は、阪神が2-3で惜敗を喫した。第1戦、第2戦はソフトバンクのパワー野球に押し負ける展開だったが、この日は両軍がっぷり四つに組み合う、終盤までもつれ込む緊迫した総力戦となった

鮮やかな先制劇と泥臭い同点劇、猛虎打線の意地

試合の均衡が破れたのは4回表。2死走者なしの場面で、5番・大山が放った低い弾道の打球はそのままライトのホームランテラスへ吸い込まれ、見事な先制ソロ本塁打となる。しかしその裏、ソフトバンク・正木に同点弾を浴び、さらに栗原のセンター犠牲フライで瞬く間に逆転を許してしまった

それでも猛虎打線は諦めない。6回表、佐藤輝のライト前ヒットと大山の四球で作ったチャンスに、前川がライト前へ執念の同点タイムリーヒットを放ち、試合を振り出しに戻す。「キレイなヒットでは無かったですが、どんな形であれ、同点にできたことが嬉しいです」と前川が語った通り、泥臭く1点をもぎ取る執念を見せた

同点のまま迎えた7回裏、3番手の畠が2死2塁から牧原大に勝ち越しタイムリーを許す。ライトの佐藤輝からの懸命なバックホームも、ほんのわずかに及ばなかった。9回表には中野が安打で出塁し、チーム全体で相手を上回る計9安打を放ちながらも、あと1本が出ず悔しいゲームセットとなった

確かな底力と次カードへの展望

阪神は現在、セ・リーグ首位の巨人と0.5ゲーム差の2位につけているが、交流戦では8位と我慢の戦いが続いている。しかし、交流戦首位を快走する強力ソフトバンク打線を相手に、敵地で互角の接戦を演じたこの日の戦いぶりは、チームの底力を証明するものだ。9安打を放ち塁をにぎわせた打線の繋がりは決して悪くない。明日から始まるオリックスとの交流戦最終カードでは、ビジターながらも地元関西の熱い声援を受け、必ずや勝利を呼び込んでくれるだろう

💡 読み物コラム:怪我からの復活を印象づけた伊藤将、圧巻の「77球」 左大腿部の筋損傷により戦列を離れていた伊藤将が、待望の1軍マウンドへ帰還した。三者凡退の立ち上がりに始まり、3回には三者連続三振を奪うなど、序盤はパーフェクトという圧巻の投球を披露。4回に2失点こそしたものの、5回を投げて被安打3、7奪三振という見事な内容で77球を投げ抜いた。試合後、「ストレートでファウルが取れたり、インコースにしっかり投げ切れたりと、良い感覚で投げられた部分もあったので、しっかりと次の登板に活かしていきたい」と語った左腕。過酷な夏場に向けて先発ローテーションを再構築する上で、彼の復帰は計り知れないプラス材料となるはずだ

阪神タイガース公式サイト

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