両親に会えるのはあと15回 ティム・クックも推薦の未翻訳ベストセラーが説く5つの富

両親に会えるのは「あと15回」 未翻訳ベストセラー『5つの富』 全米ベストセラー・日本語版はまだない 未翻訳の本棚

「そのペースだと、両親に会えるのはあと15回だよ」。カリフォルニアで働き、東海岸の実家には年1回しか帰らない生活を送っていた30歳の投資ファンド幹部は、友人のこの一言に打ちのめされました。彼はその後、仕事を辞めて家族の近くに引っ越し、3年をかけて「豊かさとは何か」を研究します。そうして生まれた本が、2025年2月に米国で刊行された『The 5 Types of Wealth(5つの富)』です。全米でベストセラーになりましたが、日本語版はまだありません。翻訳を待たずに、中身を紹介します。

この本の持ち帰りメモ

人生の採点表は、お金の1枚だけではない。富には「時間・人間関係・心・体・お金」の5つがある。

著者は元投資ファンドの発信者

著者のサヒル・ブルーム氏は1991年生まれ。スタンフォード大学で経済学と社会学を学び、野球部に4年間所属したのち、プライベート・エクイティ・ファンドの幹部になりました。冒頭の「あと15回」をきっかけに人生を組み直し、現在はニュースレター「The Curiosity Chronicle」などを通じて数百万人に発信する書き手・投資家として活動しています。

本書は2025年2月、ランダムハウス系のバランタイン・ブックスから刊行されました。著者の公式サイトは「発売即ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー」と掲げています。

5つの富とは何か

本書の主張はシンプルです。私たちは人生の成功を「お金」という1枚の採点表だけで測ってきたが、本当の富には5つの種類がある、というものです。

  • 時間の富:自分の時間を、いつ・どこで・誰と・何に使うかを自分で選べる自由
  • 人間関係の富:かけがえのない人たちとのつながりの深さと、ネットワークの広がり
  • 心の富:目的とのつながり、成長の追求、考えるための余白
  • 体の富:健康・体力・活力
  • お金の富:資産から負債を引いたもの。そして自分にとっての「十分」の定義

5つはばらばらに積み上げるものではなく、人生の季節に応じて配分を変えながら、組み合わせて働かせるものだと著者は説きます。

各章は「大きな問い」から始まる

この本が読者の記憶に残る最大の理由は、5つの富それぞれの章が、逃げ場のない問いから始まる構成にあります。時間の富の章は「大切な人と過ごせる瞬間は、あと何回残っているか」。人間関係の富の章は「あなたの葬式の最前列には、誰が座るか」。体の富の章は「80歳の誕生日パーティーで、あなたは踊っていられるか」。

著者はインタビューやポッドキャストで、葬式の最前列に座る顔ぶれを思い浮かべる視覚化の練習をたびたび紹介しています。そこに座る数人が「フロントロー・ピープル(最前列の人たち)」であり、その人たちを本当に大切にできているか、自分も相手の最前列に座れているかを問い直すのがこの練習の狙いです。

人生を一文で決める道具「ライフ・レイザー」

実践の道具も用意されています。その代表が「ライフ・レイザー」です。レイザー(剃刀)とは哲学の世界で使われてきた判断の経験則のことで、「最も単純な説明がたいてい正しい」とするオッカムの剃刀が有名です。著者は米金融メディアのモーニングスターのインタビューで、この考え方を人生に持ち込み、いまの自分の生き方を定義する一文のルールを持つことを勧めています。迷ったとき、その一文に照らして決める。人生版の剃刀です。

推薦者の顔ぶれが異例

著者公式サイトに並ぶ推薦文の顔ぶれは、この種の本としては異例です。アップルのティム・クックCEOは、自分を輝かせるものを深く考え、その周りに人生を築くための力強い呼びかけだと評しています。著名投資家のビル・アックマン氏は、数十年分の知恵を数百ページに凝縮した本であり、これほどリターンの大きい投資を知らないと書いています。ほかにも神経科学者のアンドリュー・ヒューバーマン氏、ハーバード大学の成人発達研究を率いるロバート・ウォールディンガー氏、『Quiet』のスーザン・ケイン氏らが名を連ねます。

日本語で読めるのはいつか

2026年7月23日時点で、日本語版の刊行情報は確認できていません。日本でも一部の経済メディアや個人ブログが「未訳の話題書」として取り上げ始めた段階です。『DIE WITH ZERO』や『サイコロジー・オブ・マネー』が翻訳後に日本でロングセラーになった系譜を考えると、本書はその次の候補の筆頭格に見えます。いま読むなら英語版(ハードカバー・電子書籍・オーディオブック)のみです。

英語版はこちらから購入できます:The 5 Types of Wealth(Kindle版・Amazon)
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「あと15回」という数字は、著者自身の帰省ペースから出たものです。あなたの数字は違うはずです。ただ、その数字を一度も計算したことがないなら、この本が世界で読まれている理由は、もう半分わかったことになります。

リファレンス

※本記事はAIを活用して作成し、編集部が公的機関の発表などの一次情報にもとづいて事実確認を行っています。詳しくは編集方針・AI利用ポリシーをご覧ください。

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