売上の6割はガソリン 粗利の約24%は調理食品・ドリンク ケーシーズ・ゼネラル・ストアーズ【あなたの知らないS&P500】

売上の6割はガソリン 粗利の約24%は調理食品・ドリンク ケーシーズ・ゼネラル・ストアーズ 500分の19社目 あなたの知らないS&P500

アメリカの地図を、都市から少し離れたところで止めてみてください。人口が2万人に満たない町が、いくつも並んでいます。会社自身が、年次報告書にこう書いています。「わたしたちが店を出している小さな町の多くは、全国チェーンのコンビニのサービスが届いていないことが多い」。

その空白に、2944の店を置いている会社があります。

COMPANY FILE ── 500分の19社目

社名ケーシーズ・ゼネラル・ストアーズ(Casey’s General Stores, Inc.)
ティッカーCASY(NASDAQ Global Select Market)
本社アイオワ州アンケニー
法人設立1967年(アイオワ州)
業種コンビニエンスストア(ガソリン販売と店内調理食品)
日本法人今回確認できず
公式サイトcaseys.com(英語サイト。編集部の環境からは接続できませんでした)
日本語サイト今回確認できず

何をしている会社か:19州に2944店、その約7割は小さな町

ケーシーズ・ゼネラル・ストアーズは、19の州でコンビニエンスストアを運営しています。店のおよそ半分は、アイオワ・ミズーリ・イリノイの3州にあります。2026年4月30日時点の店舗数は2944店。

特徴は、店の置き場所です。全店のおよそ71%は、人口2万人未満の地域に開かれました。会社は、店を出す場所を選ぶ基準として「その地域の人口」と「幹線道路の1日の交通量」を挙げています。

店の看板は1つではありません。「Casey’s」「Casey’s General Store」のほかに、限られた数の店ですが「GoodStop (by Casey’s)」「CEFCO」という名前の店もあります。2944店のうち、燃料を売っていない店は6店だけです。洗車機を置く店は241店あります。

代表商品:看板は1984年から売っているピザ

年次報告書は、この会社の調理食品の看板商品をはっきり名指ししています。ピザです。売り始めたのは1984年で、2026年4月30日時点でほぼ全店で扱っています。

売り方は2通りあります。すぐ持ち帰れるスライス売りと、注文を受けてから作る1枚売りです。ピザのほかにも、ホットサンド、注文を受けてから作るサンドイッチ、サラダやラップ、フライドポテト、ドーナツやクッキーなどのベーカリーが並びます。

これを支えているのが、店の厨房です。会社は「調理食品の提供のために、ほぼすべての店にフルサービスの厨房を設置した」と書いています。厨房のない店を買収したときは、改装のときに厨房を入れ、そのタイミングでCasey’sブランドに変えるのが通例です。厨房を入れられない造りの店は、「GoodStop (by Casey’s)」などの名前で運営されます。

ケーシーズ・ゼネラル・ストアーズの2026年4月期の売上と粗利の構成比。売上はガソリンが約60%で最大だが、粗利では食料品・雑貨が約38%、ガソリンが約35%、調理食品・ドリンクが約24%となり順位が入れ替わる

事業の特徴:売上の6割はガソリン 粗利では調理食品が効いています

ここから先が、この会社のいちばん面白いところです。

2026年4月期の売上高は175億6110万1000ドル。内訳を見ると、ガソリンが106億1540万7000ドルで、全体の約60%を占めます。調理食品とドリンクは17億7682万8000ドルで、約10%にすぎません。

ところが、売上から売上原価を引いた額(減価償却費を除く。ここではこれを「もうけ」と呼びます)で並べ替えると、順位が入れ替わります。

  • 食料品・雑貨:16億3540万5000ドル(約38%)
  • ガソリン:14億9659万1000ドル(約35%)
  • 調理食品・ドリンク:10億4094万3000ドル(約24%)

売上の1割しかない調理食品・ドリンクが、もうけの約24%を稼いでいます。率で見ると、調理食品・ドリンクは約58.6%、ガソリンは約14.1%。同じ1ドルを売っても、残る額がまるで違います。

会社は、小さな町での成功の理由を「競争力のある価格で、典型的なコンビニより幅広い品ぞろえを提供してきたこと」と説明しています。

日本との関係:今回は確認できませんでした

日本との接点については、正直に書きます。年次報告書は19州での店舗運営を事業として説明しており、日本についての記載を編集部は確認できませんでした。公式サイトも、編集部の環境からは接続できず、日本法人や日本語サイトの有無を確かめられていません。

S&P500に連動するインデックス投信を積み立てているなら、その投信を通じて、この会社への投資を間接的に含んでいることになります。

アメリカ人にとっては:給油のついでに晩ごはん

会社は、自社の店をこう位置づけています。「Casey’sの店は、小さな町ではほかで受けられないサービスを提供している」。燃料を売らない店が6店しかない一方で、店の厨房ではピザが作られている。給油と食事が同じ場所で済む、ということです。

2026年4月期は、同じ店どうしの比較で調理食品・ドリンクの売上が5.2%伸びました。会社はその要因としてホットサンド、ベーカリー、そして1枚売りのピザの好調を挙げています。

トリビア:本社は57エーカー、従業員は4万9848人

数字をいくつか。従業員(会社は「チームメンバー」と呼びます)はフルタイム2万3490人、パートタイム2万6358人で、合わせて4万9848人。そのおよそ94%が店舗の従業員で、本社機能に属するのは約3%です。

本社はアイオワ州アンケニーにあり、約57エーカーの敷地に建つ「ストア・サポート・センター」は1990年に建てられました。ここには、この会社の最初の配送センターが併設されています。配送センターは現在3か所(アンケニー、インディアナ州テレホート、ミズーリ州ジョプリン)。テキサス州ウェイコには燃料ターミナルを持ち、店舗向けの燃料の大半を自社で運んでいます。

店舗数の動きも、この会社の性格をよく表しています。2025年4月末の2904店に、新規建設で40店、買収で40店、過去の買収分の開店で1店が加わり、41店が閉じて2944店になりました。

これであなたは、500社のうち19社を知りました。

リファレンス

※本記事はAIを活用して作成し、編集部が公的機関の発表などの一次情報にもとづいて事実確認を行っています。詳しくは編集方針・AI利用ポリシーをご覧ください。

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