HOKAとUGGで売上高の97%超を占めるデッカーズ・アウトドア 2013年にHOKAを「その他」と書いていた【あなたの知らないS&P500】

HOKAとUGGで売上高97%超。デッカーズ・アウトドアのアイキャッチ あなたの知らないS&P500

HOKAとUGG。日本では別々のブランドとして展開されていますが、どちらも同じ米国企業のブランドです。

その会社が、デッカーズ・アウトドア(Deckers Outdoor Corporation、ティッカー:DECK)。2026年3月期の売上高は54億7229万6000ドルで、HOKAとUGGの2ブランドを合わせると53億2608万8000ドル。全社売上高の約97.3%を占めます(編集部計算)。

2013年12月期のForm 10-Kでは、UGG、Teva、Sanukが「primary brands」とされ、HOKAは「Other brands」の1つとして紹介されていました。現在の位置づけとは異なります。

COMPANY FILE ── 500分の18社目

社名デッカーズ・アウトドア(Deckers Outdoor Corporation)
ティッカーDECK(NYSE)
本社カリフォルニア州ゴリータ
創業1973年(法人設立は1975年)
業種フットウェア・アパレル・アクセサリー
日本法人あり(デッカーズジャパン合同会社)
公式サイトdeckers.com(英語)
日本語サイトrecruit.deckersjapan.com

3ブランドを束ねる会社

デッカーズが現在、主に展開している自社ブランドはHOKA、UGG、Tevaの3つです。会社はフットウェア、アパレル、アクセサリーを設計し、マーケティングし、流通させています。一方、製品の製造はすべて独立した第三者の委託先が担うと、2026年3月期のForm 10-Kに記されています。

HOKAはランニング、トレイル、ハイキング、フィットネス、ライフスタイル向けの靴に加え、アパレルやアクセサリーを展開。UGGはフットウェアを中心に、アパレルやアクセサリーまで扱います。Tevaはサンダル、シューズ、ブーツなど、屋外での活動に向けた靴を展開しています。

1973年のサンダルから、UGGとHOKAへ

公式沿革が起点としているのは1973年のカリフォルニア州サンタバーバラです。創業者がストライプ柄の新しいビーチサンダルをつくったところから、デッカーズの歴史は始まります。法人として設立されたのは1975年です。

転機の1つが1995年のUGG買収でした。さらに2012年5月、デッカーズは当時のHoka One Oneに非支配持分を取得し、同年9月に残りの持分も取得しました。UGGの買収とHOKAへの出資・取得は、公式資料ではそれぞれ1995年、2012年に記録されています。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスがデッカーズのS&P500への追加を発表したのは2024年3月です。実施日は3月18日。S&P MidCap 400からS&P500へ移る形でした。この記事では、指数への採用理由と会社の事業上の特徴は分けて見ていきます。

HOKAとUGGで売上高の97%超

2026年3月期、デッカーズの報告セグメントはHOKA、UGG、Other brandsの3つです。売上高はHOKAが25億8733万ドル、UGGが27億3875万8000ドル、Other brandsが1億4620万8000ドルでした。Other brandsは主にTevaで、単独運営を終えたブランドなどの当期・過年度の業績も含みます。

全社売上高54億7229万6000ドルに対し、HOKAは約47.3%、UGGは約50.0%。2ブランドを合わせると約97.3%です(いずれも編集部計算)。こうして金額を並べると、全社売上高のうちHOKAとUGGが占める比率を数字で確認できます。

デッカーズ・アウトドアの2026年3月期ブランド別売上高。UGG約50.0%、HOKA約47.3%、Other brands約2.7%

日本法人は麻布台ヒルズにある

日本には、デッカーズジャパン合同会社があります。設立は2009年2月。本社は東京都港区の麻布台ヒルズ 森JPタワー27階で、会社概要には取扱ブランドとしてUGG、HOKA、Tevaが並び、親会社としてDeckers Outdoor Corporation(NYSE:DECK)が明記されています。

デッカーズジャパンの事業内容には、靴やアパレル、アクセサリーなどの販売・卸売・輸入と、インターネットを使った通信販売が記されています。日本での接点は、ブランドの紹介にとどまりません。日本法人の販売事業まで、一次情報でたどることができます。

HOKAやUGGを別々のブランドとして見ていた人にとっては、その奥に同じS&P500企業がいると分かるのが、この会社の面白いところです。

S&P500に連動するインデックス投信を積み立てているなら、その投信を通じて、この会社への投資を間接的に含んでいることになります。

アメリカ人にとっては――UGGの物語はカリフォルニアの海岸から

デッカーズの2026年3月期Form 10-Kは、UGGについて、波から上がったサーファーを温めるためにカリフォルニアの海岸で生まれたブランドだと説明しています。一方のHOKAは、もともとウルトラランナー向けに設計されたブランドでした。

現在のHOKAは、ランニングだけでなく、トレイル、ハイキング、フィットネス、ライフスタイル向けまで商品を広げています。片方はカリフォルニアの海岸、もう片方は長い距離を走るランナー。現在の売上高の大部分を担う2ブランドにも、それぞれ違う出発点があります。

雑談で使える一言――HOKAは「その他」だった

2013年12月期のForm 10-Kを開くと、主要ブランドとして説明されているのはUGG、Teva、Sanuk。HOKAは、TSUBO、Ahnu、MOZOなどと一緒に「Other brands」の項目に入っています。

それが2026年3月期には、HOKAだけで25億8733万ドルを売り上げ、単独の報告セグメントになっています。

雑談で使える一言なら、「HOKAはデッカーズの2013年の年次報告書では『その他のブランド』の1つだった」です。

これであなたは、500社のうち18社を知りました。

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※本記事はAIを活用して作成し、編集部が公的機関の発表などの一次情報にもとづいて事実確認を行っています。詳しくは編集方針・AI利用ポリシーをご覧ください。

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