しおり堂の処方箋 大器晩成「まだ、仕上がっている途中なだけです」
雨上がりの夜だった。会社帰りらしいスーツ姿の男が、傘の水滴を払いながら店に入ってきた。「何かお探しですか」と栞さんは声をかけた。男は棚を眺めながら、「いや、たまたま灯りが見えたので」と答えた。それから文庫本の背表紙を一列、指でなぞっていった...
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2045年の仕事
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転落家族
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