あなたの知らない官報

有馬記念の開催日はなぜ絶対に動かないのか 国のルールを読む

中央競馬のカレンダーは、毎年ほぼ同じ時期に同じ重賞レースが組まれている。有馬記念は12月最終週、日本ダービーは5月最終週というように、ファンはそれを前提に予定を立てている。この「動かない開催日」を陰で支えているのが、競馬法施行規則という農林...
転落家族

検針票の「+880円」 静岡市の水道代を上げ続ける「5回の改定」に気づいた家族

※本連載はフィクションです。実在の家族・団体とは関係ありません。静岡市葵区に住む望月家は、夫の航平さん(45・会社員)、妻の由美さん(41・パート勤務)、そして小学4年生の娘、結菜ちゃんの3人家族だ。「水道代の検針票、今月ちょっと高くない?...
2045年の仕事

AI時代 2045年の仕事内容「パイロット」編――自動操縦は消えても、最後の判断は消えない

※本連載は2026年時点の統計・公開情報にもとづく未来予測フィクションです。記事中の金額はすべて現在(2026年)の貨幣価値・物価水準に換算しています。駅前の雑居ビル2階、小さな案内所の扉が開いた。入ってきたのは、スーツ姿の青年だった。名刺...
しおり堂の処方箋

呉越同舟「仲良くなる必要は、ありません」

その日は朝から風が強かった。しおり堂の看板が軋む音を立て、通りの木々が一斉に葉を揺らしていた。夕方、一人の女性が息を切らして店に飛び込んできた。強風に押されるように、半ば転がり込むような格好だった。コートの襟を直しながら、彼女は店の奥をぼん...
世界のアタマのなか

イノベイティゼーション 宇宙開発を『威信』から『商売』に変えた地殻変動

なぜ今、宇宙ロケットの打ち上げ費用はこんなに安くなったのか。スイスの研究者たちは、この変化に「イノベイティゼーション」という新しい名前をつけた。アポロ計画の時代とスペースX以降の時代を分ける、宇宙産業のいちばん根っこにある論理の変化を指す言...
世界のアタマのなか

「クラッシュする波」か「満ちてくる潮」か AI失業論争に投じられた新しい物差し

AIが雇用を奪うのか、それとも新しい仕事を生むのか。この議論はここ数年、ずっと平行線をたどってきました。そこに2026年7月2日、米ゴールドマン・サックスが公開した経済ポッドキャスト「Exchanges」で、MITの研究者が興味深いたとえ話...
転落家族

「月820円」が消えない。国民年金保険料 2年連続値上げに直面した自営業夫婦の家計

※本記事は公的統計データに基づき、現代の家計事情をリアルに再現したシミュレーション・ストーリーです。7月上旬、宮下家に届いた「国民年金保険料額のお知らせ」を見て、香織さん(40)は思わず二度見した。夫婦2人分の金額が、去年より820円増えて...
あなたの知らない官報

戦闘機の共同訓練が「選挙の政令」で告示される理由

国土交通省や農林水産省の告示に混じって、2026年7月13日の官報には、総務省による2本の告示が並んでいます。タイトルは「特定国外派遣組織を指定する件」。中身は、豪空軍主催の多国間共同訓練「ピッチ・ブラック26」に参加する自衛隊部隊の指定で...
あなたの知らない官報

国道の工事現場、蛾のために水たまりを残す

国土交通省が2026年7月13日、福井県敦賀市で計画されている国道8号の改築工事について、土地収用法に基づく事業認定を告示しました。告示文には、道路の設計や収用の範囲だけでなく、工事によって影響を受ける蛾や魚、植物への対策がかなり細かく書か...
2045年の仕事

AI時代 2045年の仕事内容「小学校教員」編――採点は消えても、育てる仕事は消えない

※本連載は2026年時点の統計・公開情報にもとづく未来予測フィクションです。記事中の金額はすべて現在(2026年)の貨幣価値・物価水準に換算しています。2045年、仕事案内所。放課後の時間帯になると、学生服姿の相談者が増える。今日訪れたのは...